2025年10月22日水曜日
今日は、ちょっとチャコままの想いを綴ります。
以前、お問い合わせをいたいだいたけれど
保護犬とのご縁の繋がらなかった方がいらっしゃいました。
みなさんも、ご存知の通り
わたしのところに来る保護犬たちは
元野犬の雑種が多いです。
保護活動を始めたころは
ラブラドールを主に、ビーグル、ポインターなど
純血種も保護していましたし
自分の犬も全員ラブラドール(元保護犬)でした。
(チャコ、オハナ、スカイ。今はお空組)
なので、古くからの読者さんや知人は
チャコまま=ラブラドール・レトリバー
のイメージを持たれている方もいらっしゃいます。
(長年読者さんでいてくださり、ありがとうございます。)
とはいえ、茨城県動物指導センターに登録をしてからは
純血種などほとんど収容されず
(収容されても、すぐに引き出し先が決まる。)
いるのは雑種か野犬たちばかり。
必然的に、雑種や元野犬たちを引き出すようになりました。
話を元に戻して
仮にAさんとして、Aさんとやり取りをする中で
とても犬のことをよくわかっている
素晴らしい方だと感じました。
残念ながら、いろいろな事情がありまして
保護犬(元野犬の子)とのご縁には繋がりませんでした。
(わたしの愛犬トゥルーも、野犬の仔犬です。)

そこから時が流れ
先日、Aさんから「たまたまのご縁で、犬を迎えました。」
と、ご連絡が来まして
そこには、可愛らしい純血種の仔犬が写っておりました。
さすがのAさんらしく、ブリーダーから迎えられ
しかも、偶然なのか、必然なのか
お空組の先代犬と同じ犬種でした。
わたしは
「お空組の先代犬たちが連れてきてくれたんだな。」
と、感じました。
ご連絡をいただいて
やっと、Aさんとのやり取りの中で
「なにか違うな」と思っていたことが
ストンと腑に落ちたんです。
腑に落ちたというより
元のあるべき姿に戻ったという方が
しっくりくるかな。
それは、Aさんは先代犬と同じ犬種を
迎えた方がいいんじゃないかって
思っていたこと。
もっと言うと、保護犬ではなくて
仔犬から迎えた方が、Aさんには
合っているんじゃないかって
わたしは感じていたんです。
とはいえ、野犬の仔犬を譲渡するのも
ちょっと違うと思っていて。
Aさんに限った話ではないですが
純血種(特に洋犬)を飼育されていた方なら
きっと感じられること、それは・・・
「野犬は、今までの犬と違う」ということ。
「犬って、こんな感じだったっけ?」
というくらい違う、このギャップよ。
何が違うのかというと
全部が真逆と感じるくらい
全然違う生き物で
同じ「犬」ですが
まるで別の生き物です。
個人的に感じるのは、例えば
犬って、人が好きで寄っていくでしょう。(イメージ)
ですが、野犬たちはビビってしまって
人から一定の距離を取ります。
なので、犬は人が好き♡
と、思っている方からすると
「思っていたのと違う。」
ってなる。
ここが一番のギャップとわたしは思います。
なんで、こんなことを言うのかというと
わたしが一番このギャップを感じていて
それを受け入れるまでに
2年以上かかったからです。
2年以上ですよ、奥さん!
(かつての)自分の犬は
3頭ともラブラドール(全員元保護犬)。
めっちゃ陽キャで人が大好き。
大雑把で寛容でユーモアがあって
大胆で怖いもの知らず。
いつも動いてパワフルで、落ち着きがない。
大食いで、なんでも食べて
ご飯を残すなんて、具合が悪い時くらい。
なにかを疑うなんてことも知らない能天気さ。
人との生活にも慣れていて
教えればすぐに覚える。
こちらの指示が曖昧でも、指示に合わせてくれる。
(これだから、自分ができると勘違いするw)
それに対して野犬たちは
とても繊細で、神経質で、注意深くて
ビビりで、賢くて、感情表現が薄く、表情も地味
独立心が強いのに、協調性もある。
吠えない、排泄の失敗しない、動かない。
知らないだけで、教えるとすぐに覚える。
用心深くて、知らないモノには近寄らず
初見のものは疑ってかかる。
大丈夫だとわかると、ゆっくりと近寄る。
まるで武士!
武士ですよ、奥さん!
もっと、もっと、たくさんの違いや
特徴や両者ともの魅力があるけれど
個体差とわたしの語彙力が限界ですし
もっと細かく言い出すと、たぶん本が1冊かけますので
この辺で。(笑)

とはいえ、わたしもたまたま縁あって迎えた子(4頭目)が
雑種の元野犬の仔犬トゥルー。
仔犬から迎えたのも初めてで
(いままでは、全員成犬&老犬からでした。)
野犬のギャップというか、難しさというか
ラブラドールたちに標準装備されている
「人好きで陽キャな性質」が
トゥルーにはないという。
ご飯も残すし、ムラ食いあるし
ビビりで、慎重で、神経質
トイレは室内のみ(散歩ではしない)
あれ?
犬ってこんなんだったっけ??
と、未だに思う時がありますけれど
とはいえ
飼ってしまえばその犬が好きになるのもまた事実。
純血種のラブラドールたちとは
また違った魅力がトゥルーにはたくさんあります。
この魅力に憑りつかれると
「野犬沼」から抜け出せなくなるんですよね~。
んで、憑りつかれた人多数!
わたしの周りにもいらっしゃいます。
沼るよね~♪
ふふふのふ♡

長々と語ってきましたが
保護犬を1頭、家族に迎えてくださるのは
とてもありがたいです。
とはいえ、自分に合わない犬を
無理して迎えるのは違うと思うのです。
(あとでひずみがきて、自分も犬も苦しくなる)
保護犬(元野犬たち)は、人懐っこくない。
いろいろ注意事項もあるし
個体によっては癖も強い。
なにより、飼い主がしっかりしてないと
野犬は扱えません。
それが魅力と思って、受け入れられる方や
野犬の扱い方を学ぼうとする意欲のある方(←ここ大切!)
なら、ぜんぜん問題ないけれど
自分は野犬のことを学ぶ気持ちも
飼い主が変わろうとする気持ちもない方には
そもそも(わたしからの)譲渡は難しいし
人懐っこくない犬は
ちょっと受け入れがたいと
想う部分があるようであれば
自分の気持ちに正直に
本当に自分の好きな犬を
迎えられた方が、犬も人も
お互いに幸せだとわたしは思います。
大前提として、犬を飼える環境や
犬を扱える技量
時間、お金、心の余裕のある方の場合です。
自分に犬を扱える技量も度量も品格もなく
ペット可の住宅でもなく
お金も時間も心にも余裕がないのに
自分の好きな犬を迎えようなんて
そもそもやってはいけない。
犬を飼わないことも、動物愛護に繋がります。
(成熟した大人なら、ぐっと我慢する品行も持ち合わせよう。)
Aさんは、犬を飼う条件をクリアした上で
自分の好きな犬を迎えられました。
結果、保護犬ではないけれど
わたしには、とても嬉しく感じた出来事でした。
チャコまま
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