茨城県動物指導センターの職員さんのお話(広報誌より)

茨城県動物指導センターの職員さんのお話が
広報誌の特集として組まれていましたので
みなさまにもご紹介させていただきます。

なんと!
動物愛護のお話が、見開き2ページ(合計4ページ)にもわたって
特集されていました!ありがたい!

リンクを貼っていますので、そちらからもご覧ください。
・広報誌のPDFはこちら

 

「話をしてくれた人たち」
は、センターで働いている(よく見知った)方たちでした。
特に大芦さんは、県庁にいらっしゃるときからやり取りしてますので
何年お話させていただいてるかしら。

広報誌に書かれている内容は、センターで職員さんに伺うお話と
まったくおんなじ。その通りの事実ばかり。
うんうん、とうなづきながら読み進めていました。

茨城県動物指導センターの現在の取り組みや
目指していることが、簡潔にわかりやすく書かれています。

 

チャコままは、イベントに出展したり、里親さんとお話する中で
「なんで茨城県はそんな状態なんですか?」
と、聞かれるんですけど、その答えがこの文章に詰まっていますので
よーく読んでいただけると嬉しいです。

 

「当たり前のことを、当たり前にできる飼い主を増やしていくことが重要」
という職員さんの言葉に、茨城県の飼い主の意識がうかがえますが
その「当たり前」って具体的になんでしょう。

わたしは犬を専門に保護していますので、猫のことは正直わからないです。
でも、現場の話や数字を見る限り
犬よりも、猫(特に仔猫)の数の方が非常に問題が深刻なことはわかります。

これは、犬と猫の扱いが法律によって違うことにも一因があると思います。

 

 

そして、チャコままが気になったのがこちら。

茨城県における犬猫の殺処分数(令和元年度)0匹!
ただし、譲渡適性のある犬猫を対象とした数・・・

という、但し書き付きの殺処分ゼロ。

実際、譲渡適性のある犬(猫は、わたしはわからない)の処分はされていないと
職員さんから伺っていますので、嘘ではないです。。

 

嘘ではないですが、
勝手に分類しておいて「理論上殺処分はゼロです」という数字の出し方は
譲渡適性がないと言われて、処分された犬猫の命に対して失礼だとわたしは思います。
処分は人間の手によるもの。
収容中の自然死(死亡)とは違う。

広報誌と一緒に、日本全国の数字を知るために
環境省のHPのリンクも貼っておきます。
平成30年度の統計資料ですので、一年古いですがご参考までに。

 

数字をみながら、みなさんにも
ご自分の頭でいろいろと考えを巡らせてみていただけたら幸いです。

チャコままも「これだ!」という正解は持っていないです。
ただ、目の前にあることをコツコツと良い方向に向かうように
やり続けていく。ただそれだけです。

 

今日は可愛い保護犬の写真は、あえてなしにしました。
2020年12月13日  チャコまま

 

・広報誌のPDFはこちら

 

【環境省】

・犬・猫の引取り及び負傷動物等の収容並びに処分の状況
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/statistics/dog-cat.html

 

・(3)犬・猫の引取り及び負傷動物等の収容並びに処分の状況(都道府県・指定都市・中核市) 平成30年度
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/statistics/files/r01_3_4_3a.pdf

※)殺処分数の分類は以下の通り。
分類①:譲渡することが適切ではない(治癒の見込みがない病気や攻撃性がある等)と判断された動物の殺処分
分類②:愛玩動物又は伴侶動物として家庭で飼養できる動物の殺処分
分類③:引取り後の死亡
(環境省資料より抜粋)