1/19 茨城県動物指導センターの取り組み（前編）

もう、1週間前になってしまいました。

きーちゃんを引き出しに行ったときの
茨城県動物指導センターの様子と
センターの取り組みを
チャコまま目線でご紹介します。

というのも
現場を観る人の主観が入りますので
「可哀想」「酷い」という気持ちが強いと
そういう見方になりますし
「希望はある」と、良い面にフォーカスすれば
そういう見方になります。

わたしは、いつもできる限り
そこに「希望」を見出したいと
思いながら物事を見ています。

だから「気の毒」だとは思うけど
「可哀想」とは思わないです。

相変わらず収容は頭数は多く・・・
あまり顔ぶれも変わっていない大部屋
（とはいえ、地道に引き出されています。）

いつもすごいと思うのは、
茨城県動物指導センターに収容されている犬たちは
一頭一頭名前が付けられていること。
（収容期間の短い仔犬は除く）

この大部屋の子たちにも
一頭一頭名前をつけて管理されています。

センターで一番大きな体格のガーディくん

お隣には、可愛い子たちがいました。

職員さんたちは、収容犬たちに優しく接しています。

個別房

一本入ったところの個別房

前に来る子、後ろでじっとしている子

不審者（わたしたち）に一生懸命吠える子、じっと静観している子

「自分たちは、ここにいません。」
と言わんばかりに、後方に固まっている子たち

立派な体格のオスたち
本当に美しい犬たち
トゥルーに似ている子がいる。いっぱい、いる。

一頭一頭、それぞれに個性がある

オスの大部屋
職員さんが手を差し伸べる

前に来てくれる子たち、可愛い

ミニさんのチュールをもらう
他にも食べたい子がいるけど、押されてうまく食べられない。

この写真は、ミニさんのブログからどうぞ↓
茨城県動物指導センターへ

台の上に乗っているのは、ボス犬（貫禄あった）
その右斜め後ろに立っている茶色い子は
職員さんに慣れているそうで
その子をこの部屋に入れたことによって
今までは人から逃げていた子も
近づいてくるようになったということでした。

職員さんたちも、日々犬たちのことを考えて
いろいろと試みてくれています。

個別房のシドくん（デカい）

それぞれの犬舎の上にはホワイトボードがあって
シドくんの近況が書いてありました。

お世話をしている職員さんは
この檻の上（銀色部分）全てを、ホワイトボード化して
犬たちの様子を書いていきたいとのこと。

シドくんは、お散歩練習中だそうで
初回は、リードを噛んだり、暴れたりしたそうですが
２回目からは、大人しくリードをつけさせてくれて
今では散歩を楽しむ余裕もでてきたそうです。

「可愛いんだよね、シド。」
と、ニッコリ笑う職員さん。

シドくんも、可愛がってもらっていることが
わかっているようで、表情が柔らかかったです。

職員さんたちは、犬のトレーニングもできる
犬に詳しい方たち。
それぞれ犬舎の担当（持ち場）が決まっているのか
犬たちをよく観察しています。

引き出しを検討している登録ボランティアさんたちとも
噛むとか、暴れるとか、散歩行けるとか、触れるとか
一頭一頭、犬たちの情報を共有できれば
普段の犬たちの様子もよくわかり
身体の大きな成犬でも、引き出す時の
前向きな検討材料になるのではないかと思いました。

ねえ、シドくんもそう思うよね。

かわいい顔して、噛むのか・・・ももこよ。

外に出ると、ふれあい犬たちの犬舎に。

一番長くふれあい犬をしている、サリーちゃん

可愛いサリーちゃん

この子も可愛い、ふれあい犬です。

サリーちゃん、引退したら迎えに行くからね。

次は負傷棟へ

あれ？前回来た時よりも人数減ってますね。

職員さんのことが大好きなんだね。嬉しいね。

こちらは仔犬たち２腹、６頭（メス１頭、オス５頭）
（午前中に６頭引き出されて、残った子たちだそうです。）

やっぱり仔犬は可愛いですね。
ミニさんと、持って帰りたい～と悶えに悶え・・・
ふと、我に返る。

写真が下手ですみません。
ここの子たちは、変わらず。

この中から一頭だけ、よく吠える子を個別に移したところ
なんと！大人しくなったそうです。
今は、お散歩練習をしてもらっています。

ちょうど連れ出すところを見せてもらいました。
普通にお散歩してました！

いやぁ～すごいですよね。

所属する集団によって、犬も変わる。
関わる犬に寄って、犬たちも変わる。

ひとりひとり個別に管理できれば
また犬も変わっていく。

それはわかっているけれど・・・
この頭数を管理するのは大変です。

お散歩練習を始めると
犬たちはどんどん変わっていきますね。

茨城のセンターも、お散歩練習に力を入れているようで
この日、その様子を目の当たりにしました。

後半へつづく

1/19 茨城県動物指導センターの取り組み（後編）

チャコまま

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