いつか自分も、その「誰か」になってみる。

長野市のポチの会さんのご依頼により
1/24 茨城センターよりノエル＆マキちゃんを引き出し
1/25 長野市のポチの会さんへ移動して
ノエルは、Ｓ代表宅へ
マキちゃんは、メンバーＭさん宅へ

ふたりは、それぞれに温かく安心できる場所で
過ごさせてもらっています。

ポチの会さん、Ｓ代表、メンバーＭさん
ノエル＆マキちゃんをお引き受けくださり
本当にありがとうございます。

気持ちも落ち着いたのか
ふたりとも大量の排泄物があるようで、よかったです。

今朝、ノエルが手からおやつを食べました！
と、ポチの会さんのＳ代表からご連絡がありました。

おお！手から食べている！
すごい！すごい！すごい！

そして、今年１/１にＳ代表のお家の子になった、りーくん（旧 ぼく、りくくん）も
一緒に食べていましたよ♪
りーくん、いい仕事してますね。

こちらは、メンバーＭさんのところにいるマキちゃん
ご飯を食べないそうで、美味しいトッピングをしたら
ガッツリ食べたそうです。
人が見ていると食べないマキちゃんでしたが
メンバーＭさんが傍にいても、食べるとのこと。

すごい！すごい！すごい！

メンバーＭさんのインスタ↓

 

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ポチの会さんのＳ代表、メンバーＭさんともに
痩せた野犬３頭（ノエル、マキ、ミク）の写真をみて
すぐにご連絡がありました。
メンバーＭさんの情報収集能力はものすごくて
わたし以上に、茨城センターの犬情報に精通されています。
ほんと、すごいんだから。

わたしも犬たちの状態が悪いため、気になるものの
どんな子かわからないので
引き出しを躊躇していると（躊躇するなよ～、自分）

「どんな子でも大丈夫ですから、責任もってお世話します。」
と、何度も何度もおっしゃっていただきました。

「もし、仮に里親さんがつかなくても
一生触れなくてもいい。その時は、自分の子にします！」
と、メンバーＭさん

ものすごい覚悟でした。
この気持ち、わたし（慣れすぎて）忘れていたかもしれない。

ポチの会さんとご縁をいただいたのは
メンバーＭさんが２０２３年１２月に、勇気を振り絞って
わたしに送ってくださった１通のメールから始まります。

その後のやり取りや、引き出しの様子はこちらのブログで
お伝えしている通りです。
２０２４年１月４日の「らーちゃん」の引き出しを皮切りに
この１年間で１４頭を、引き出しお引き受けくださいました。

うち、里親さんが決まった子は９頭！
一年間で９頭もの野犬を譲渡されたポチの会さん
本当にすごいと思います。

あの時の、メンバーＭさんのメールがなかったら・・・
このご縁はなかったですから、メンバーＭさんには感謝しかありません。

どうもありがとうございます。

いつも、そのお話をメンバーＭさんとさせていただくとき

「以前から茨城の野犬を見ていて、なんとかしたい！助けたい！
と思っていたけど、怖くてできなかった。
でも、そんな自分がずっと嫌だった。
勇気を出したことで、今、自分の手で茨城の野犬に関われることがとても嬉しい。
あの頃、動けなかった自分を克服できて、本当に嬉しい。」

と、必ずおっしゃいます。
わたしは、嬉しそうに話されるメンバ－Ｍさんを始め
ポチの会さん、Ｓ代表の懐の深さやありがたさを感じて、涙が出てきます。

「誰か助けて！」

と思う場面は（保護活動以外にも）たくさんあります。
そんなとき
いつか自分も、その「誰か」になってみる。

ちょっと半歩踏み出すところから
「やる！」と腹に覚悟を決めて勇気まで
いろいろと複雑な気持ちが、たくさん胸に交差するけれど
そのいろいろを振り払い、自分を信じて「やる！」と決めた時
見えないチカラが・・・見えないなにかが、犬神様が
一緒に働いてくれる。
ひとりの覚悟は、共感してくださる方々も巻き込み
いつか大きな渦となって「やる！」の実現を助けてくれる。
そんな風にわたしは思う。

さてさて、話は変わって。
１月２５日、ノエル＆マキちゃんをポチの会のメンバ－Ｍさんに
お引渡しした後、いつもの公園でトゥルーの散歩をしていると・・・

近所の犬（中型）が、ノーリードで居ました。
その横で小学生の女の子ふたりが
犬のシッポをもったり、声をかけたりして騒いでいます。

最初、犬と遊んでいるのかな？
なんだろう？どうしたんだろう？脱走かな？
と、思いながら距離をとりつつ観察していると

「誰か助けてー！」

と、女の子がさけびました。

当時、公園には１０人くらいの人たちが遊んだり
小型犬の散歩をしたりしていたのですが
誰も助けようとしませんでした。

ああ、これはわたしの役目ダナ。

トゥルーと一緒に用心しながら近づくと、
その中型犬は人馴れしており、攻撃性もなく
逃げることもなく、その場に佇んでおりました。

聞くと、小学生の女の子の家の飼い犬だそうで
（※親が飼い主です）
いつも脱走するのだとか。
（わたしも過去３回、この子が脱走したところを
目撃しています。）

トゥルーのリードの持ち手を、その犬にかける。
（ダブルナスカンのリードを持っていればよかった・・・）

写真を撮りながら、キャーキャー騒いでうるさい小学生の女の子たち。
しかも、トゥルーを触りたがって後ろに着く。（やめてくれー）

トゥルーが怖がって、逃げようとするため
静かにしてほしいとお願いしました。
（トゥルーもお疲れ様。そして、ありがとう！）

未去勢のオス
仔犬の時から室内飼育されている子
人なれしていて、攻撃性はない
散歩はグイグイ引っ張って大変
そして、脱走の常習犯・・・
茨城の飼い主よ・・・頼むからしっかりしてくれ。

自宅へ戻るため、女の子に案内してもらうと
公園から２００メートルくらい離れたお宅でした。

親は自宅にいないそうで、
女の子が帰宅して、玄関ドアを開けた時に逃げたそうで
女の子ふたりで追いかけながら
車通りの多い道を歩き、公園まで来てしまった。

捕まえようとしても、どうにもならない。
仮にリードを持っていたとしても
この犬の引く力では、引きずられて終わりです。

脱走させたらダメなこと。
戻ってこないかもしれないこと。
道路に出ると、車が来て轢かれるかもしれないこと。
大きな犬だから、周りの人が怖がること
万が一、誰かに怪我をさせるかもしれないこと
そうなったら、殺処分になるかもしれないこと
などなど

自宅に向かう間に、飼い主の女の子に伝えました。

何をいっても
「大丈夫です～。」
「いつも逃げちゃうんです～。」
「この子はそんなことしないよ～。」
「歩道を歩くので、轢かれないです～。」
「逃げても戻ってくるから、大丈夫です～。」

のれんに腕押し
馬の耳に念仏、釈迦に説法。

１週間前、雑会に参加して
ガーディ（現 ライト）の脱走の件で
お世話になった方々に御礼をお伝えしたばかり。

また、他の団体さんたちと「脱走」について
注意啓発したばかりで、コレ・・・かと。

憤るよりも、心底がっかりしました。

いつも威勢よく引っ張って散歩しているその犬も
わたしがリードをガッツリもっているため
抵抗しても思うようにいかず
諦めていい子に歩いていました。

この一件で、わたしは公園で遊んでいた大人たちは
なんで、この子たちを助けないのだろうと
見て見ぬふりをするのだろうと考えました。

ひとつは、助けてほしいかどうかわからない。
（子どもが遊んでいる風に見えなくもなかった。）

助けてと言われても、どうしていいのかわからない。
正直関わりたくない。

もしも、助けてほしいとわかったとして
この犬は（一般的に）大きくて自分いは扱えない
なにより、攻撃されそうで怖い。

というのが、わたしの予想です。

面倒なことには関わりたくない
でも、何とかしてほしい。
「誰か！」「誰か！」
と、騒ぐよりも
いつか自分も、その「誰か」になってみる。

そういう人が、わたしは好きだ。
そして、わたしもそうでありたい。

中型の犬を扱うことは、わたしには慣れたこと。

しかし、一般的に中型の大（２０キロ弱）の体格をした犬が
リードも着けずに、その辺をウロウロしていたら
どんな犬かもわからないし、襲われるかもしれず怖いです。

犬は怖い。
大きな犬は、もっと怖い。
忘れないようにしないと。

なんだか、いろいろなことがあるな・・・
すこしゆっくりしたいチャコままでした。

ははは。

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